肺炎のあれこれ
ここ2週間ほど、コロナ情報を追いかけたので、少々疲れました。用語もいろいろあって、混乱します。忘れないうちにメモ。
シンコロでは語呂が悪いし、小人*119は誰かを揶揄しているようで。
チャイナウイルスよりも武漢肺炎の方がしっくりきます。
とにかくSARSなんです。
感染者が初めて確認されてから
10万人に増えるまで67日間
20万人に増えるまで11日間
20万人から30万人に増えるまではわずか4日。
北海道や和歌山は、うまく対処しました。
これまではクラスター爆弾が散発的に炸裂していましたが、東京大空襲が懸念されます。
Perfumeの当日ドタキャンには驚かされましたが、格闘技は大丈夫なんですかね。
ワクチンができるまで、医療よりも公衆衛生が重要。
手洗いを習慣にするなどの個人変容、休校などの社会的規制。
この2つを、終息まで持続させることが大切です。
専門家たちが示した注意事項は、日本人向きです。
密教に三密があるように、コロナ感染を封じ込めるための要諦も三密です。
密閉した場所を避ける。日本の家屋はすきま風がたっぷり。
密集しないように。ぼっちが多い。
密接しない。お辞儀なら2メートル離れてもできる。
なんとなくマイナスイメージのあったものが再評価されています。すべての条件を満たすひきこもりは、最強ですね。
専門用語を超訳すると
クラスター 集団感染
オーバーシュート 感染爆発
ロックダウン 都市封鎖
オーバーシュートの意味が金融や工学とは違うので、驚きました。
感染者数の爆発的増加が制御不能になり、医療的対処能力の上限を超えてしまった状態のこと。
かなり悲惨ですね。
WHOが宣言したパンデミックとは,
「世界中あるいは数カ国の国境をまたぐ非常に広い範囲で起こる流行(epidemic)で,通常,多くの人々に影響するもの」
アウトブレイクは規模の大きいepidemic
つまり
パンデミック>アウトブレイク>エピデミック
武漢肺炎ウイルスは感染力が強い。
感染力の指標は、R0(基本再生産数: Basic Reproduction Number)で表される。
周囲の人が全員その感染症への免疫がない状態で,一人の患者から平均何人の二次感染者が生まれるかを意味する値。
推定値ですが、
武漢肺炎ウイルスのR0値は1.4~6.6 武漢では2.25くらいか?
インフルエンザ 2〜3
ポリオ・天然痘・風疹 5~7
はしか 12~18
三密を避けることでクラスター感染を防ぐ。手洗いして、身を守る。熱があるなら、出歩かない。この程度の努力で、Rを1以下にできる。
あとは帰国者の検疫でしょう。
*1:度量や品性に欠けている人。
小人(しょうじん)閑居して不善をなす つまらない人間が暇でいると、ろくなことをしない。
待望のラブコメドラマ
よさそうなドラマは、深夜やBSで放送されるので、地上波に期待していない。だから、他の人のバッシングを目にすると、見なければいいのに、と思ってしまう。
ハムラアキラ
スペイン語講座でアルゼンチンに行ってたと思ったら、いつのまにか帰国してドラマに出演。売れっ子ですね。探偵もので、水準はクリア。その他に、「こころのきずをいやすということ」なんてのも、ありました。この2作は、評判がいいようです。
一方、ボロクソだったのが、
恋はつづくよどこまでも
これをくさす人は、ウイルス騒ぎでストレスでもかかえているのでしょうか。古典的な少女マンガをドラマにするとこうなる、というお手本のような作品です。決めポーズが効果的。朝ドラにはファンがついています。恋つづも同様。そんなニーズをくみとった手腕をほめてあげたい。
かつて、24年組が意欲的な作品を連発した時代がありました。でも、ハイレベルすぎてついていけない中学生もいたのです。そんな子たちは、陸奥A子などのラブコメに活路を見いだした。恋つづも同様です。塾や習いごとで帰宅が遅くなり、お疲れの若者が、ほっこりできる作品だったのです。中には、少女のままお年を召されたかたも。
恋つづは、病院という舞台を借りた、コスプレドラマです。お仕事ドラマではありません。ですから、患者をないがしろにして、とかの批判は、ヤボというものです。
正月に放送された「チャンネルはそのまま!」はおもしろかった。北海道のテレビ局を舞台に、新人がいろいろやらすコメディです。これはテレビ局員というレアな仕事の業界ドラマです。そしてラブコメ要素を排したところに、ローカルテレビ局の矜持を感じます。かといって、仕事ドラマかと言えば微妙。
日本には、きちんとした仕事ドラマがないのです。主役が、医者、ケーサツ、弁護士ばかり。
お隣の国なら、「ミセン」という秀作があります。
主役は、大手商社のインターンにコネで採用されたけど、仕事ができずに苦しむ若者。同期や先輩、上司や他の部署の人たちも、ていねいに描かれています。
どうして、このレベルの作品が作れないのか。
くやしいですね。
でも、ニーズがないのだから、しかたない。
マスクだって洗ってほしい
ふだんはニュースサイトをあまり見ないのですが、Yahoo!のカバー率はかなり優秀らしく、コメントも参考になります。いくつかクリップ。
「すごくわかりやすい」「助かります!」 布マスクの洗い方を花王がTwitterで公開し反響(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース
検査すればいいじゃないの、と思いがちですが、現場は大変なようです。
単純な条件で試算すると、水際作戦はあまり効果がなく、引きこもりが最強。ただいいつかは解除する。そのときは、どうなるの?
https://www.washingtonpost.com/graphics/2020/world/corona-simulator/
新型コロナウイルス「子どもからうつるかも」という不安・元WHO村中璃子医師特別寄稿| たまひよ
西方では、蝗害も。むかし炒ったイナゴを食べましたが、種類が違うのでしょうか。ウイルスとのダブルパンチでお気の毒。
コロナ疲れ解消
のためにちょっと外出。
近場の公園では、子どもたちが元気に遊んでます。
遠くへ足をのばすと、咲き遅れの梅がきれいでした。
マスクしてるのは、大人だけ。
手洗いと換気に気をつけています。
なぜ新型コロナウイルス対策に「石けん」が最強なのか? - GIGAZINE
新型コロナ「政府、国民は冷静になるべき」 手洗い、換気で対策を 生物資源研究所の根路銘国昭さん - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
マスクは、花粉よけにもなります。
売っていなければ、自分で作ってもいいですね。2枚を交互に使えば、衛生的。
隙間が気になる人は、製品をどうぞ。まだ在庫があるようです。
日本では、駐在武漢の帰国から注目を浴びましたが、ふりかえってみるとネットで第一報を受け取ったのが1月9日でした。1月14日には、ワイドショーでも取り上げられました。1月23日に武漢封鎖。
台湾の初動は年末なんですね。政府が迅速に対処したようで、ITに強い大臣や副総裁の活躍が報道されています。お手本にしたい。
日本の幹事長は、マスクをプレゼントしていました。困ったときには、お互い様なんですが、その映像をみながら、大丈夫なの? と不安に。その後、マスク不足が明らかに。日本人の自己犠牲の精神は、健在でした。喜んでいいのかどうか。
テレビの説明では、患者数のピークを下げるために、学校を閉鎖し、イベントを中止していると。問題は、グラフの最高値ではなく、面積ではないでしょうか。
初期の水際作戦が実行されず、いまはじたばたせずに、じっとしている状態。先のことはわかりませんが、新型インフルエンザや従来の肺炎などの感染症よりも、死者が少ないままだといいのですが。
ウイルスは、金持ちだろうが、そうでなかろうが、接触があれば、うつります。そういう平等の世界に慣れていない人がパニックになると、過剰な対策がなされるかもしれません。ウイルス由来ではなく、おかしな対策による死者が出ないことを祈ります。
追記
武漢で最初の感染者 12月1日ころ
中国政府がWHOに通告 12月31日
新コロに負けるな
MSのパソコンで「まんえん」と入力すると、いつも蔓延と変換される。何回入力しても「万円」と学習しない。そのおかげでウイルスが世界に広まったのではないか。
Johns Hopkins Coronavirus Resource Center
市場では、バーゲンセールがはじまりました。買いゾーンに入ったので、短期保有ならGo、長期は無理ですね。
オイルショックとは異なり、原油が値上がりしていません。ドルも安いし。このままならガソリン、電気・ガスの料金が下がり、一息つけそうです。
ちまたの様子を聞いてきました。
コロナ特需はピークを越えたようですが、物流が一部滞っています。トイレ紙の大量注文が原因です。もの不足ではなく、在庫があるのに、配達できないのです。
イオンがお店にトイレット・ペーパーを山積みにしたのは、正解。いくら工場の在庫を映像で見せられても、実感がわかないでしょう。目の前にあれば、だれでも安心できます。
転売が禁止されましたが、これには賛否両論が。アマゾンだって、絶版になった古本には高値がついています。正しいかどうかより、効果のあるなしで考えたい。
江戸時代には、物価を調べる同心がいました。それで米価が調整できなくとも、いくつかのケースは取り締まれたはず。今回も、悪質な人を摘発し、事例として公開してほしい。パニックは心理的なものですから、それで少しでもSNSでの口撃を減らせたら、効果ありです。
あと、ドラッグストアでの悲鳴がレポートされてました。コロナより、人の方がこわいと。いい大人が店先で大声をはりあげて、みっともない。カスハラは、水戸黄門にまかせよう。
「こらしめてやりなしゃいっ!」