バーチャル旅行してみよう
マスクも出回りはじめました。
国産のもありますね。
でも、まだ高いので、買いません。
仕事で使う人、お先にどうぞ。
不織布マスクの買い置きがまだありますが、洗って使いまわしています。
毛羽立ってきたら、カバーをつけるといいですよ。
布マスクを作るよりも、簡単。
旅には出られないので、卓上でいろいろと。
感染者数のベスト10は、アメリカがぶっちぎりの1位。
以下、スペイン、イタリア、英国、ロシア、フランス、ドイツと欧州勢が並び、中国は意外にも11位です。サッカーが強いと、コロナに弱いという仮説が成り立ちそう。アメリカだけは、トップの人徳でしょうか。
東京オリンピックは延期されたので、世界コロリンピックを開催してみました。出場資格は、感染者数400以上の主要国。人口あたりの死者や感染者の少なさを競う大会です。でも、死者が多いと失格です。それゆえ大国は不利。
途中結果は、東アジアでは台湾、香港、タイがベスト3。セカンドグループにマレーシア、インドネシア、シンガポール。3番手に、オーストラリア、ニュージーランド。オセアニアが強い。すぐ後ろに、日本、韓国。フィリピンの姿も見えます。
卓球が強いと、コロナにも強い。第2の仮説です。
今回、感染者数が少なくてエントリーできなかったラオス、カンボジア、ベトナムにいたっては、死者ゼロです。
このまま収束できれば、アジアやオセアニアでは人的交流が可能になるかも。
オセアニアはすでに2国間で、自由に往来できるようにすると発表しています。日本もなんとかがんばって、旧漢字圏の台湾、香港、マカオ、ベトナム、日本で新交をあたためましょう。
ステイホーム週間のはじまり
近所を歩いてみると、車がたくさん並んでいて、みなさん外出を控えているようです。
巣ごもりに備えて、ガソリン補給やネットでの注文は、3月いっぱいで完了。
4月以降は、行きつけの店の買い支えモードに。
ふだんは買わないものを追加してみる程度ですが。
いま必要とされる仕事に従事する人を、エッセンシャルワーカーと言うのだそうです。シャンプーやリンスとは関係ないようで。
なくては困るサービスを提供してくれるのですから、困らせないようにしないとね。
吊るされているビニールカーテンの横からのぞき込んだり、マスクもしないで入店しないように。店員にからんでいるお客がいれば、「密です」と助け舟を。働く人が疲弊して困るのは、利用する私たちです。
食品に限っても、作る人、運ぶ人、売る人が必要です。そういう人たちが必ずしもいい待遇を得ているわけではありません。そこがお医者さんとは違うのです。ですから、経営者は従業員を守るとともに、他の職種よりも低い賃金をアップする努力を。ばかばかしくてやってらんない状態になると、困るのは利用する私たちですからね。
「情けは人のためならず」です。
小池さんは、3日に1回のペースでの買い物を推奨していましたが、そこは各自で工夫を。お店に入るのは、免疫の強そうな人が代表で、荷物持ちや子どもは店の外や車中で待機。車にもどったら、手を拭いてから運転する。食品は台所に3日放置するか、アルコール消毒してすぐにしまうか。
いろいろ考えていくと、めんどくさい。
うちでは、かなりアバウトにやってます。
コロナ以前は綺麗好きだったのが、コロナ以後はどちらかというと消毒不足に分類されそうです。
帰宅時に、うがいして手を石鹸で洗うのは、前からある習慣ですが、いまでもアルコール消毒はしていません。
加齢により皮脂が不足しているので、手のバリアを壊さぬよう、石鹸で洗うのは最小限にしています。常在菌まで落としてしまうと、免疫力が低下するおそれもあるし。その辺は、テキトーに。
お暇なら、観てよね
非常事態宣言も出され、一区切りというところでしょうか。
あとは各自治体の判断が住民の命を左右するのですね。
最悪の場合、首長と心中です。
すでに医療崩壊していると伝えられる東京都と、感染者数の少ない県とでは、対応が違ってあたりまえ。いきなり過剰な自粛を要請する前に、県境を越えた人の移動を制限したいところ。
あと咳エチケットでは、通じないお年寄りも。今日もさっそく近所のおばちゃんに濃厚接触されてしまいました。
ましてソーシャルディスタンスでは、ソシアルダンスと間違われて、かえって密着されるおそれも。断蜜とか集近閉とか、いろいろ手を変え品を変えて、注意をうながす必要あり。
都知事が週末の外出を控えるように会見した翌日、NHKは「羅生門」(1950)を真っ昼間から放送しました。強烈なメッセージです。
杣人が「盗賊よりも、疫病みよりも、飢饉や火事や戦よりも恐ろしい」と語るのです。
ここから日本映画の黄金時代がはじまりました。ですから、恐ろしいというよりも、役者たちの活きのよさを感じました。
小松左京原作の「復活の日」(1980)は、ウイルスにより人類の大半が滅んでしまい、南極にいる人たちが生き残る映画です。冷戦時代ゆえ、核がからむ。女が少ないので、性のモラルも崩壊。チリ人とアルゼンチン人が喧嘩したり、いろんな要素がてんこもり。
生き残りの中に若き日の森田健作がいる。ここでパンデミックを仮想体験したので、現在進行中のコロナ禍では、いかんなく実力を発揮していることでしょう。
むかしの映画ゆえ、医療スタッフは無防備で全滅。
「感染列島」(2008)では、さすがにお医者さんは防護服を着ている。それでも院内感染が起こってしまう。また、人工呼吸器の不足も描かれていました。2020年になっても、資材の不足は解消されず。
WHOから派遣されてきたオフィサーがホワイトボードに書く。ウイルスの正体は? どこからやって来たのか? 治療法は?
映画では、ウイルスの出所を知ることが、治療につながっていく。
今回、それがあまり話題になっていないですね。
興味深かったのは、ネーミング。ウイルスの名がblame。天罰ウイルスと訳せばいいのかな?
肺炎のあれこれ
ここ2週間ほど、コロナ情報を追いかけたので、少々疲れました。用語もいろいろあって、混乱します。忘れないうちにメモ。
シンコロでは語呂が悪いし、小人*119は誰かを揶揄しているようで。
チャイナウイルスよりも武漢肺炎の方がしっくりきます。
とにかくSARSなんです。
感染者が初めて確認されてから
10万人に増えるまで67日間
20万人に増えるまで11日間
20万人から30万人に増えるまではわずか4日。
北海道や和歌山は、うまく対処しました。
これまではクラスター爆弾が散発的に炸裂していましたが、東京大空襲が懸念されます。
Perfumeの当日ドタキャンには驚かされましたが、格闘技は大丈夫なんですかね。
ワクチンができるまで、医療よりも公衆衛生が重要。
手洗いを習慣にするなどの個人変容、休校などの社会的規制。
この2つを、終息まで持続させることが大切です。
専門家たちが示した注意事項は、日本人向きです。
密教に三密があるように、コロナ感染を封じ込めるための要諦も三密です。
密閉した場所を避ける。日本の家屋はすきま風がたっぷり。
密集しないように。ぼっちが多い。
密接しない。お辞儀なら2メートル離れてもできる。
なんとなくマイナスイメージのあったものが再評価されています。すべての条件を満たすひきこもりは、最強ですね。
専門用語を超訳すると
クラスター 集団感染
オーバーシュート 感染爆発
ロックダウン 都市封鎖
オーバーシュートの意味が金融や工学とは違うので、驚きました。
感染者数の爆発的増加が制御不能になり、医療的対処能力の上限を超えてしまった状態のこと。
かなり悲惨ですね。
WHOが宣言したパンデミックとは,
「世界中あるいは数カ国の国境をまたぐ非常に広い範囲で起こる流行(epidemic)で,通常,多くの人々に影響するもの」
アウトブレイクは規模の大きいepidemic
つまり
パンデミック>アウトブレイク>エピデミック
武漢肺炎ウイルスは感染力が強い。
感染力の指標は、R0(基本再生産数: Basic Reproduction Number)で表される。
周囲の人が全員その感染症への免疫がない状態で,一人の患者から平均何人の二次感染者が生まれるかを意味する値。
推定値ですが、
武漢肺炎ウイルスのR0値は1.4~6.6 武漢では2.25くらいか?
インフルエンザ 2〜3
ポリオ・天然痘・風疹 5~7
はしか 12~18
三密を避けることでクラスター感染を防ぐ。手洗いして、身を守る。熱があるなら、出歩かない。この程度の努力で、Rを1以下にできる。
あとは帰国者の検疫でしょう。
*1:度量や品性に欠けている人。
小人(しょうじん)閑居して不善をなす つまらない人間が暇でいると、ろくなことをしない。
待望のラブコメドラマ
よさそうなドラマは、深夜やBSで放送されるので、地上波に期待していない。だから、他の人のバッシングを目にすると、見なければいいのに、と思ってしまう。
ハムラアキラ
スペイン語講座でアルゼンチンに行ってたと思ったら、いつのまにか帰国してドラマに出演。売れっ子ですね。探偵もので、水準はクリア。その他に、「こころのきずをいやすということ」なんてのも、ありました。この2作は、評判がいいようです。
一方、ボロクソだったのが、
恋はつづくよどこまでも
これをくさす人は、ウイルス騒ぎでストレスでもかかえているのでしょうか。古典的な少女マンガをドラマにするとこうなる、というお手本のような作品です。決めポーズが効果的。朝ドラにはファンがついています。恋つづも同様。そんなニーズをくみとった手腕をほめてあげたい。
かつて、24年組が意欲的な作品を連発した時代がありました。でも、ハイレベルすぎてついていけない中学生もいたのです。そんな子たちは、陸奥A子などのラブコメに活路を見いだした。恋つづも同様です。塾や習いごとで帰宅が遅くなり、お疲れの若者が、ほっこりできる作品だったのです。中には、少女のままお年を召されたかたも。
恋つづは、病院という舞台を借りた、コスプレドラマです。お仕事ドラマではありません。ですから、患者をないがしろにして、とかの批判は、ヤボというものです。
正月に放送された「チャンネルはそのまま!」はおもしろかった。北海道のテレビ局を舞台に、新人がいろいろやらすコメディです。これはテレビ局員というレアな仕事の業界ドラマです。そしてラブコメ要素を排したところに、ローカルテレビ局の矜持を感じます。かといって、仕事ドラマかと言えば微妙。
日本には、きちんとした仕事ドラマがないのです。主役が、医者、ケーサツ、弁護士ばかり。
お隣の国なら、「ミセン」という秀作があります。
主役は、大手商社のインターンにコネで採用されたけど、仕事ができずに苦しむ若者。同期や先輩、上司や他の部署の人たちも、ていねいに描かれています。
どうして、このレベルの作品が作れないのか。
くやしいですね。
でも、ニーズがないのだから、しかたない。