2018年のドラマをふりかえる
今晩、再放送がありますね。ドラマ「dele」セレクション。
2018年はドラマの当たり年だったかも。
人生、恋愛ばかりじゃないのさ
かつて全盛だった恋愛ものも、いまはNHKを残すのみ。民放は「大恋愛」で復活かと思いきや、若年性アルツハイマーという変化球。
主役4人が30歳の「デイジー・ラック」は、意外にも50代に好評でした。年をとっても悩みはつきないのでしょう。手作りの人、主婦、パン屋、プレゼンフリークと色とりどり。原作は海野つなみ、「逃げるは恥だが役に立つ」をまねた作りでした。夏菜(28)、中川翔子(32)、徳永えり(29)、みなさん朝ドラOG。佐々木希(30)のドラマ「火車」(2011)は印象に残ってます。
「昭和元禄落語心中」の原作は、雲田はるこ。こちらは、死んだ人への想いがたちきれない落語家の話。恋愛ドラマの最高峰ではないでしょうか。岡田将生に成海璃子とくれば、大河ドラマ 「平清盛」。まだ若いので、朝ドラの主役を期待してます。
「透明なゆりかご」の原作は、沖田×華。女優陣がよかった。酒井若菜、水川あさみ、原田美枝子が、主役の清原果耶を盛り立てていました。みなさん、大河ドラマでおなじみ。「精霊の守り人」で短槍をふりまわすバルサ役は、ドラマ史に残ります。アクション女優をめざしましょう。
二番煎じの「下町ロケット」、視聴率はまあまあでした。しかし、荒唐無稽度数がアップし、ブラック企業だと突っ込まれそう。朝ドラ出身の土屋太鳳と、「てっぱん」の主役を逃した朝倉あき。「とめはねっ!鈴里高校書道部」のリメイクで、書道の先生なんてどうでしょう。トレードマークのおでこをぶつけないように、これからも飛び跳ねてください。
これらの名作ドラマには原作のマンガがあり、メインとなる女優さんを朝ドラが供給している。これが2018年の現況です。マイベスト作品は「昭和元禄落語心中」、次点は「透明なゆりかご」にします。
深夜ドラマの集大成
さて、「dele」ですが、山田孝之(勇者ヨシヒコ)、菅田将暉(民王)、麻生久美子(時効警察)、いずれも名だたる深夜ドラマの出身。このメンバーで、ITと遺言に、ちょっとした事件をからめて、単品メニューを作り出していきます。ちなみに、再放送されるのは3作品。ゲストだけでも、江口のりこ、余貴美子、高橋源一郎、柴咲コウ、橋本愛と盛りだくさんです。どの作品がお好みでしょうか。