あれから30年 その後のミニマリスト

節約しすぎないシンプルライフ

テレビの中のミニマリスト

家の中を整理するのは大変でも、旅に出れば、持ち物をリセットできます。

次郎法師の持ち物

持ち物の少ない人の代表は、坊さんです。偉くなると、見栄えを整えるために、いろいろ必要なようですが。あそこの寺には、いつもベンツが止まってるなあ。

ところが修行僧になると、いかにミニマリストでも太刀打ちできません。布団や食器は使えても、托鉢に出るときは、応量器と頭陀袋くらいしか身につけません。次郎法師も似たようなものだったでしょう。

仙厓という坊さんによれば、加齢に伴い増えるのが「頭巾、襟巻、杖、老眼鏡、湯たんぽ、かいろ、尿瓶、孫の手」。たしかに必要なものばかりです。

木枯し紋次郎の持ち物

海外旅行の準備をするときに、いつも思い起こすのが木枯し紋次郎です。楊枝と刀を除けば、旅のスタイルとしては完璧です。大きな日傘で紫外線除け、マントで防寒・防水。懐中には財布、振分け荷物には日用品。

これを今風にアレンジすると、わらじがスニーカーになり、マントが新素材のウィンドブレーカーに。荷物は、デイパックに入れましょうか。通行手形がパスポートになり、銭がクレジット・カードに。できればスマホもほしいですね。デジタル・デトックスしたい方は、自宅に放置ということで。

テレビの中には、お手本となる人がいる。あやかりたいです。