あれから30年 その後のミニマリスト

節約しすぎないシンプルライフ

引きこもり大国

平成になってすぐ、事件が続きました。
アニメ会社のそれは、記憶に残りそう。

気になったのは、犯人を引きこもりと報道されたことです。
ことばの定義がめちゃくちゃ。「自室や家からほとんど出ない状態だけでなく、趣味の用事や近所のコンビニなど以外に外出しない状態が6カ月以上続く場合」(内閣府)。それなら、私だってりっぱな引きこもり。該当者がたくさんいれば、予算も多くなる。そういうこと?

引きこもりは、遠くまで行くのは困難ですよ。それも単独で、荷物を持って。
外に出ても、家にひもでつながれているような感覚があり、すぐに帰宅したくなります。お出かけ中も、コンビニをめざして飛び石伝いに、ぴょんぴょん移動するのです。引きこもりの名誉にかけて、あの人は違います。

一説によると、「引きこもり」は「失業、無職、おひとりさま」と同義だそうです。それが正しいのなら、こじらせないためには、アルバイトでもいいから外に働きに出て、配偶者を見つけることです。2人で暮らせば、仕事以外の外出も増えるでしょう。

だいぶ前から厚労省の「引きこもり対策支援事業」というのが進められていて、各都道府県には「引きこもり地域支援センター」が設置されていたのですね。家からそう遠くないところに支援施設があることも判明。

大人の引きこもりも受け入れているワンステップスクールというのを知りました。テレビの取材も受けているようです。校長曰く、

「夫婦仲がいい家庭で、子どもが引きこもるケースを、僕は今まで見たことがない」しかし「家族関係がよくなったからといって、社会に出られるわけではない」と。

「大人の引きこもり」を救え!


中には、自立型の引きこもりも。20代で両親と同居、ネットを活用して収入を得ています。食うのに困らない個人事業主、ほとんど外に出なくても、問題なし。私からみれば、理想の生活です。


非自立型の引きこもりと暮らす親御さんは、自分たちがいなくなった後のことが心配ですね。ある程度の資力があれば、こんな手引書もあります。

高齢化するひきこもりのサバイバルライフプラン 親亡き後も生きのびるために

こういう本が7年も前に出版されていたのですね。