待望のラブコメドラマ
よさそうなドラマは、深夜やBSで放送されるので、地上波に期待していない。だから、他の人のバッシングを目にすると、見なければいいのに、と思ってしまう。
ハムラアキラ
スペイン語講座でアルゼンチンに行ってたと思ったら、いつのまにか帰国してドラマに出演。売れっ子ですね。探偵もので、水準はクリア。その他に、「こころのきずをいやすということ」なんてのも、ありました。この2作は、評判がいいようです。
一方、ボロクソだったのが、
恋はつづくよどこまでも
これをくさす人は、ウイルス騒ぎでストレスでもかかえているのでしょうか。古典的な少女マンガをドラマにするとこうなる、というお手本のような作品です。決めポーズが効果的。朝ドラにはファンがついています。恋つづも同様。そんなニーズをくみとった手腕をほめてあげたい。
かつて、24年組が意欲的な作品を連発した時代がありました。でも、ハイレベルすぎてついていけない中学生もいたのです。そんな子たちは、陸奥A子などのラブコメに活路を見いだした。恋つづも同様です。塾や習いごとで帰宅が遅くなり、お疲れの若者が、ほっこりできる作品だったのです。中には、少女のままお年を召されたかたも。
恋つづは、病院という舞台を借りた、コスプレドラマです。お仕事ドラマではありません。ですから、患者をないがしろにして、とかの批判は、ヤボというものです。
正月に放送された「チャンネルはそのまま!」はおもしろかった。北海道のテレビ局を舞台に、新人がいろいろやらすコメディです。これはテレビ局員というレアな仕事の業界ドラマです。そしてラブコメ要素を排したところに、ローカルテレビ局の矜持を感じます。かといって、仕事ドラマかと言えば微妙。
日本には、きちんとした仕事ドラマがないのです。主役が、医者、ケーサツ、弁護士ばかり。
お隣の国なら、「ミセン」という秀作があります。
主役は、大手商社のインターンにコネで採用されたけど、仕事ができずに苦しむ若者。同期や先輩、上司や他の部署の人たちも、ていねいに描かれています。
どうして、このレベルの作品が作れないのか。
くやしいですね。
でも、ニーズがないのだから、しかたない。