あれから30年 その後のミニマリスト

節約しすぎないシンプルライフ

役者のビフォー、アフター

旧作と新作が入り乱れて放送されるので、いろいろ発見があります。

愛していると言ってくれ」(1995)は、登場人物がみな若くて、びっくりしました。
矢田亜希子は、渋谷から直接撮影に駆けつけたような、初々しい高校生。主役と血のつながらない妹です。
それから5年、「やまとなでしこ」(2000)では、あいかわらず妹分という役どころで、不完全燃焼。翌年の「私を旅館に連れてって」(2001)で一気に開花します。

やまとなでしこ」に出てくるCA(客室乗務員)は、合コンばかりやってるのですが、これってクレームつかなかったのでしょうか。時代の違いもあるでしょうが、知り合いのCAとあまりにも違いすぎて、ドラマを楽しめませんでした。

Dr.コトー診療所2004」は、与那国島を舞台にしたお医者さんのドラマ。中島みゆきの主題歌もヒットしました。
主要な産業は漁業で、あとは村役場、小学校、診療所しか職場がありません。
その小学校の先生の娘がぜんそくで、転地療養を兼ねて一家で引っ越してきました。異界からかわいいお姫さまがやってきて、ちまたの小僧どもがそわそわするというよくあるパターンです。子どもたちのモミジ葉のような手にやられました。

村役場のキャストがすごい。課長の小林薫は、映画「パラダイスビュー」(1985)で、いずことも知れぬ沖縄の地で戸川純と戯れていた。職員の大森南朋は、映画「深呼吸の必要」(2004)で、サトウキビ刈りのバイトリーダーをやっていた。そんなふたりが勤める役場は、オキナワン・パラダイス。

大森南朋は、その後社会復帰して、家政夫になったと聞く。
私の家政夫ナギサさん」(2020)

ちょっと気になったのは、「やまとなでしこ」の中で、女は27歳が結婚時期のベストだとのご託宣。バブルのころ、女子の平均結婚年齢は26歳台でした。もっと前は、クリスマス・ケーキにたとえられ、24歳までが適齢期でした。

女は結婚しなくてはいけない、という呪縛が解けたのは、いつごろだったのでしょう。結婚しないのが当たり前になり、わざわざ活動しないといけないので、「婚活」ということばが生まれたのでしょうね。

ちなみに、ここ10年で身内で結婚したのは、すべて30代前半です。一組だけ、初婚ではないので年齢が少し上ですが。

 

パラダイスビュー [VHS]