あれから30年 その後のミニマリスト

節約しすぎないシンプルライフ

お暇なら、観てよね

非常事態宣言も出され、一区切りというところでしょうか。

あとは各自治体の判断が住民の命を左右するのですね。

最悪の場合、首長と心中です。

 

すでに医療崩壊していると伝えられる東京都と、感染者数の少ない県とでは、対応が違ってあたりまえ。いきなり過剰な自粛を要請する前に、県境を越えた人の移動を制限したいところ。

 

あと咳エチケットでは、通じないお年寄りも。今日もさっそく近所のおばちゃんに濃厚接触されてしまいました。

ましてソーシャルディスタンスでは、ソシアルダンスと間違われて、かえって密着されるおそれも。断蜜とか集近閉とか、いろいろ手を変え品を変えて、注意をうながす必要あり。

 

都知事が週末の外出を控えるように会見した翌日、NHKは「羅生門」(1950)を真っ昼間から放送しました。強烈なメッセージです。

杣人が「盗賊よりも、疫病みよりも、飢饉や火事や戦よりも恐ろしい」と語るのです。

ここから日本映画の黄金時代がはじまりました。ですから、恐ろしいというよりも、役者たちの活きのよさを感じました。

 

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小松左京原作の「復活の日」(1980)は、ウイルスにより人類の大半が滅んでしまい、南極にいる人たちが生き残る映画です。冷戦時代ゆえ、核がからむ。女が少ないので、性のモラルも崩壊。チリ人とアルゼンチン人が喧嘩したり、いろんな要素がてんこもり。

 

生き残りの中に若き日の森田健作がいる。ここでパンデミックを仮想体験したので、現在進行中のコロナ禍では、いかんなく実力を発揮していることでしょう。

 

むかしの映画ゆえ、医療スタッフは無防備で全滅。

 

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「感染列島」(2008)では、さすがにお医者さんは防護服を着ている。それでも院内感染が起こってしまう。また、人工呼吸器の不足も描かれていました。2020年になっても、資材の不足は解消されず。

 

WHOから派遣されてきたオフィサーがホワイトボードに書く。ウイルスの正体は? どこからやって来たのか? 治療法は?

映画では、ウイルスの出所を知ることが、治療につながっていく。

今回、それがあまり話題になっていないですね。

 

興味深かったのは、ネーミング。ウイルスの名がblame。天罰ウイルスと訳せばいいのかな?

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