あれから30年 その後のミニマリスト

節約しすぎないシンプルライフ

GyaO、3月いっぱいでサービス停止

ときどき古い映画が配信される優秀なサービスだったのに残念。
ここ数年、退潮つづきのYahoo!だいじょうぶかな。人ごとながら、心配です。

数ある映画の中から「女王トミュリス 史上最強の戦士」を鑑賞。
製作は2019年、カザフスタンは映画大国のようですね。
馬を使ったシーンが秀逸。

女王トミュリス 史上最強の戦士(字幕版)

 

941年にダマスカスでアル・ファーラビーが、むかしの話を書き記すところからはじまる。この人、「アリストテレスに次ぐ二番目の偉大な師」と絶賛される中世イスラームの哲学者なんだとか。

紀元前550年ころ、アケネメス朝ペルシアのキュロス大王が中央アジアに進出するために、北伐を行った。このあたりのステップ地帯には、遊牧民サカが住んでいた。ホラズムから略奪して生計を立てている部族も。カスピ海の東側にはマッサゲタイ、本作品の主役ですね。いま戦争している黒海北岸にスキタイ。隠れた脇役ですが、連携してキュロス王に挑んだようです。

カザフスタン映画は、弱小部族が大国に一矢を報いるというパターンが多いのでしょうか。「ダイダロス 希望の大地」(2012年)では、強敵ジュンガルを相手にしていた。

ダイダロス 希望の大地(字幕版)

 

アメリカ映画「ウォリアーズ」(1979年)も同じモチーフ。こちらはギャング同士の対決ですが。

ウォリアーズ (字幕版)