追悼、吾妻ひでお
もう師走。冬支度も終えたので、今年を振り返ってみましょうか。
でも、1年近く前のことって、ほとんど覚えてないんですよね。
そんなわけで直近から。
10月13日、吾妻ひでお永眠。11月30日には、築地本願寺でファン葬がとり行われました。
「本日は絶好の失踪日和で」と笑わせる人や、萩尾望都と新井素子の弔辞も。
「吾妻ひでおさん、あなたはSFの人でした。(中略)あなたのSF作品に描かれる未来は、ある種のユートピアでした」とのこと。
吾妻はイタリアに縁があったようで、「失踪日記」がイタリアのマンガ賞であるGran Guinigi賞のRiscoperta di un’opera(再発見された作品)部門を受賞しています。イタリア語版も今年出版されたようです。
東京は練馬区というところに、大泉学園という町があるんですが、素子さんもあじま先生もそこの住人です。かつては望都さんも住んでいました。九州出身の望都さんと、北海道出身のあじま先生が大泉学園で出会ったのです。のちに「愛の コスモ・アミタイツ・ゾーン」という作品を合作しました。
合掌