あれから30年 その後のミニマリスト

節約しすぎないシンプルライフ

片づけばあさん対決 元祖はどっちだ?

長らく本棚の肥やしになっていた本を2冊紹介いたしましょう。漬物石にはなりそうもないですが、元気なばあさんの声に耳を傾けてみましょう。

おばあさんの知恵袋 桑井いね

あたしゃ、明治生まれのおばあさんになりきって、この本を書いたのよ。食べものや道具の手入れのことを、つれづれなるままに綴ったの。あとからマネする人が多くてねえ。似たような本がたくさん出たのよ。近ごろは、インターネットとかいうのが流行ってるそうだけど、袋ばかりで中身は人まかせらしいわよ。Gooの音も出ない、じゃなくて、ヤッホーだったかしら。

暮し上手の家事ノート 町田貞子

本を出したのが80年代なので、モダンですのよ。「整理上手のシンプル・ライフ」を唱って、私の家庭管理のすべてを公開しました。むかし雑誌『婦人之友』の友の会に入っていて、やがて「家計と住まい方は一つ」という考えにまとまったの。その後文庫化されてね、その名前が「知的生きかた文庫」というの。世のおじさま方も、手に取ってくださるかしら。