AIの潮目
第何次ブームか知らないが、AIが壁を超えた。
GPT-4、Bing、Copilotで、MicrosoftがGoogleを凌駕する。このままぶっち切るのではないか?
ついでにAppleがMicrosoftと組めば、スマホはiPhoneの一人勝ちになる。
そのくらい仕事に必須のツールとなりそう。
これまで英語、プログラミング力、論理的思考とか、こけ脅しのようなフレーズが舞っていた。わけのわからんDX、これまでのITなどすっ飛ばして、すべてがAIに吸収される。
となると、GPT-4搭載のツールを、役に立つ秘書として育成できるか、という育成ゲームの勝者が生き残る。そのためには、とりあえず質問力を磨くしかない。
むかし外国語を勉強したときに、疑問文ばかりやらされた。質問さえすれば、相手が勝手にしゃべてくれるから。
AIで、人工無脳アプリが完成する。お気に入りのキャラクタの声でおしゃべりしてくれる。
お父さん、しゃべる相手は うちの犬
これからは、スマホ相手にマシンガン・トークするもよし、酒を片手に語り明かすもよし。
ミシェール・ヨー、アカデミー主演女優賞おめでとう!
還暦でアクションとはすばらしい。
はじめて見たのは「ポリス・ストーリー3」(1992)で、
「グリーン・デスティニー」(2000)では風格さえ感じさせる剣技を披露。
その後は、「アウンサンスーチー」(2011)のような、お堅い映画にも出演。それらの集大成が受賞作なんでしょう。
日本でこのポジションをねらえるのは、綾瀬はるかだけかな?
2023年のサッカー
昨年のW杯はAbema、いまはYouTubeでサッカーを見ている。
ブライトンの三笘薫、マンチェスター・シティの長谷川唯のハイライトを見るのが楽しみ。それぞれチームにフィットして、わくわくする。
米国で開催の国際親善大会「シービリーブス杯」では、テレビ放送さえもなかった。プロ・リーグを持つ国としては、さびしい現状。
男子も、監督の決め方が女子と同じになったので、そのうち低調になる。もう代表に期待することはない。選手たちは海外で足を磨き、たまたま粒がそろったときにいい結果が出る。その実例が、W杯だった。
女子も同様であれば幸い。海外組も増えた。ベテランの熊谷・岩渕、中堅の長谷川・長野・杉田・清水・宝田・遠藤、若手の浜野。国内組の清家・宮澤・藤野も好調。塩越や猶本はどうして呼ばないの? とか、長谷川と宝田はもう少し前で使って、とか、リクエストはあれど、今年はいよいよ女子W杯。わくわくが止まらない。
老いに抗わない女
中国の歴史ドラマを見るようになって気づいた。
自分は、整形美人に弱いと。
とくに目とか鼻とかアゴ。
このあたりをいじりすぎると、正視できなくなり、途中リタイヤしてしまう。
逆に、膨らませても不自然。
歳相応に見えないからだ。
樹木希林は、眉毛だけは絶対にいじってはダメだと言っていた。
それに逆らったのが、浅田美代子。
いくら反対されても、眉毛を整えることをやめなかった。
それでも、60代になって「どう見られたってかまわない」という境地に。
吉永小百合が相手でも、いきなり「どちらで直したの?」などと突っ込んでいく。なんとも困ったばあさんなんだが、松岡茉優も黒木華も多部未華子も、この洗礼を受けていそう。
樹木希林は、あくまでも役者が整形することに反対した。
役者でなければ、いくらでもいじればいいと。
歳相応のおあばちゃんに見えるおばあちゃん。
かくなる不在を埋めるのはだれか?
GyaO、3月いっぱいでサービス停止
ときどき古い映画が配信される優秀なサービスだったのに残念。
ここ数年、退潮つづきのYahoo!だいじょうぶかな。人ごとながら、心配です。
数ある映画の中から「女王トミュリス 史上最強の戦士」を鑑賞。
製作は2019年、カザフスタンは映画大国のようですね。
馬を使ったシーンが秀逸。
941年にダマスカスでアル・ファーラビーが、むかしの話を書き記すところからはじまる。この人、「アリストテレスに次ぐ二番目の偉大な師」と絶賛される中世イスラームの哲学者なんだとか。
紀元前550年ころ、アケネメス朝ペルシアのキュロス大王が中央アジアに進出するために、北伐を行った。このあたりのステップ地帯には、遊牧民サカが住んでいた。ホラズムから略奪して生計を立てている部族も。カスピ海の東側にはマッサゲタイ、本作品の主役ですね。いま戦争している黒海北岸にスキタイ。隠れた脇役ですが、連携してキュロス王に挑んだようです。
カザフスタン映画は、弱小部族が大国に一矢を報いるというパターンが多いのでしょうか。「ダイダロス 希望の大地」(2012年)では、強敵ジュンガルを相手にしていた。
アメリカ映画「ウォリアーズ」(1979年)も同じモチーフ。こちらはギャング同士の対決ですが。